みちのく通信

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秋田県角館町(かくのだてまち)の武家屋敷の「枝垂れさくら」と リアル「横溝正史の世界」

 

 

秋田県角館町武家屋敷の枝垂れ桜  風情があって良いですね。

ここは秋田県の内陸部ですので、寒さもあり例年の開花は4月末くらいから5月ころだと思います。

今年はさてどうでしょうか。

 

ここは 「みちのくの小京都」と言われているところです。

 

江戸時代に京都の三条家の姫が、角館の佐竹北家に嫁ぐときに、京都を偲んで持ってきたとされる枝垂れ桜が、由縁とのことです。

 

ここは美人の多いところ。

演歌歌手の藤あや子さんもここ角館町の出身です。

秋田美人と言えば、ここの女性たちをさすかと思います。

 

 江戸時代は身分制度がありましたよね。

士農工商 

穢多(えた)← けがれ(けがれ)の多い人という意味で、死体を運ぶ職業の人とかを昔さしたようです

非人…←ハンセン氏病の人などをさしたようです。

穢多 非人に関しては、歴史をさかのぼってみて、考察されている方がいます。

古谷さんという人が もののけ姫 に関連してyoutubeで述べています。

 

 

 

 

 

私も角館町に行ったことがありますが、

(5月のゴールデンウイークのときでした、枝垂れ桜が満開でした)

この角館町も武士の町と商人の町がくっきりと分かれていて、

武士の町である武家屋敷界隈は、道路も広く、ゆったりと広く武家屋敷があり、

一方、商人の町は、道路も狭く、ごちゃごちゃした印象を持ちました。

 

 

こうした身分制度の名残は関西で色濃く

関西では、非差別部落とか、同和利権とかつながる話で、現在の大阪の森友学園問題にもつながっている問題だということもわかりました。

 

 

 

 

 

私の秋田の父が母と結婚する前

昭和30年代かと思いますが  

仕事で角館に転勤になり 東北のこうした田舎では当時は単身者用の洒落たアパートやマンションなどはなく

父は 職場で紹介された角館 有数の旧家で下宿をしていたようでした。

 

ここには ・・・

父はポツリと話してくれたことを思い出したのですが、

なんと!横溝正史の映画にあるような世界を垣間見たそうです。

座敷牢?があり

そこの旧家には  白痴の幼稚園か小学校低学年くらいの女の子がいたようでした。

白痴…….

今で言う 知的障害者 でしょうね。

その白痴の女の子はとても色が白くてとても綺麗な子だったと言います。

 

父曰く

角館というところは 江戸時代の身分制度が色濃く残っていて

 

近親婚が多い と言っていました

血が濃すぎるために産まれてきた子が

白痴が少なくないと…。。

 

今では そういう子たちも社会にでて働いているけれど

障害者福祉とかまだまだ充実していなかった当時のこうした東北の田舎では

旧家ほど 世間体を気にして

座敷牢に閉じ込めておく傾向があったようでした。

 

もちろん 横溝正史の映画にあるような

きれいな年配の

着物を着た 女主人もいたらしい…….

子供たちの結婚などや

親戚などの人間関係のことで悩んだりしていたらしいという話しも父からチラッと聞きました。

 

そんなことを聞いた私は

 

満開の角館町武家屋敷の垂れ桜を見ると

 

まるで狂ったように咲く桜の花が

その白痴の女の子と重なったり

 

女主人の情念を感じたり

 

はらはらと散る桜が

女主人の哀しみと重なって見えてくるのでした。