みちのく通信

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秋田県の大館(おおだて)曲げわっぱ

秋田県というのは、秋田杉で有名です。

この秋田杉を用いた伝統工芸品の曲げわっぱ

 

 

この曲げわっぱ秋田県北部の「大館市」が有名。

大館市は、また秋田犬でも有名なところです。

 

 

堤未果さんの「日本が売られる」でも

「森が売られる」のところで、

この大館曲げわっぱのことがでてきました。

 

日本が売られる (幻冬舎新書)

日本が売られる (幻冬舎新書)

 

 

昔、秋田県内の結婚式の引き出物に、よくでていました。

お菓子の入れ物をよくいただいていました。曲げた杉木のなかに赤いうるしが塗られていて

とてもきれいでした。

高級品です。

東京銀座の有名デパートのなかにも、地方の伝統工芸ブランド品として売っています。

 

秋田は森林大国ですが、この堤さんの本にもあったように、林業従事者も高齢化などで衰退していて、秋田も例外ではありません。

2018.5月参議院本会議で「森林経営管理法」の改正が決められたそうです。

これは所有者が「切らないでくれ」といっても市町村や知事の決定があれば、所有者の意思に関係なく伐採しても良い(樹齢55年以上のものが全て伐採)と言うものだそうです。

これは低品質の木材を接着剤や薬剤で加工する巨大企業に安い木材を大量に差し出すためだと書かれてありました。

秋田県大館曲げわっぱ共同組合は、東北森林管理局米代(よねしろ)東部森林管理署に働きかけ、同市町村の国有林約20ヘクタールに「大館曲げわっぱの森」を設置しました。

「50年、100年単位で森林計画を立てているからこそまだ切らない」

と決めている森林所有者も少なくないそうです。

曲げわっぱ

杉の木の樹齢が50年以上100年単位でなければ良いものができません。

 

樹齢55年以上の木 を全て伐採するとすれば

こうした高品質木材を使った曲げわっぱはなくなるかもしれません。

日本国内では

近年災害で土砂崩れを起こしているところも頻繁にあります。

こうした短期間による木々の伐採をしてしまったために

山が本来持っている災害から民を守る機能がどんどん失われててしまったために

土砂災害を引き起こしているのだと言うことも書かれています。

今回の森林経営管理法の改正で

この文章をよく読んで見方を変えれば「市町村や知事の決定がなければ伐採できない」ということにもなります。

秋田県知事の佐竹知事(この知事のご先祖様は昔の秋田藩主)は先人たちが残したこの秋田杉の 美しい木を海外に安く差し出すのか、

それとも高級木材として秋田の工芸品大館曲げわっぱを守っていくのかよくよく考えていただきたいと思います。

この本を読むと、中央の国が決めても、日本の財産が売られるか売られないか

実際に実行するのは地方のトップの判断にかかっているということがよくわかりました。

福島県内でも先日福島県知事選挙がありましたが、投票率は散々たるもので

確か40%台位だったかと思います。

国 政府が決めたからといって諦めるのではなく

地方にいる私たちも日本のかけがえのない財産を安売りすることを阻止する!!

余地もまだまだあるのではないかと思いました。そのためには、地方自治体のトップの資質をよく見極めることが大事ですね。

地方自治体のトップの政治思想が「新自由主義」「グローバリスト」「民営化万能論者」かどうかよくよく演説を聞いてたほうがいいです。