みちのく通信

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五輪優先に潜む危うさ

 

 

明日で東日本大震災から8年です。

福島県三春町(みはるまち)にある福聚寺(ふくじゅじ)の住職で芥川賞作家の玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんが

3月11日を前に地元の福島民友新聞に寄稿されてました。

福島県三春町は、あの大きな滝桜で有名ですね。

私も行った時があります。

滝桜は三春町の郊外にあるのですが、

福聚寺は三春町の中心地の小高いところにありました。風情のある

しだれ桜なども有名で、私もいちど桜の咲く春にここに行った時がありますが、

なんと!あの玄侑宗久さんが作務衣姿で地元の方々と福聚寺の門の前でお話をされていた姿を見ました!

話は戻って寄稿された新聞記事を読みますと、

「祭りの前だからと(オリンピックの事ですね)

重要な問題を先送りし

この際だからと稚拙な決定を続けるうちに

また次の祭りがやってくる(2025年の大阪万博と翌年の名古屋地区での夏季アジア競技大会の事)

東京オリンピックまでにあと500日などと言われて浮かれる前に、じっくり冷静に「その他」に向き合うべきではないだろうか」

「その他」とは原発事故の廃棄物処理の問題や、

人手不足による労働力問題、

移民問題

少子高齢化に伴う福祉や幼児教育の問題、

若者が正規職員に就けず生活保護費が膨大になるなど東日本大震災以前から引きずる深刻な問題のこと

それなのに

目の前にあるオリンピックと言う「祭り」に浮かれすぎている今の日本……。

 

そういったことを指摘されてました。

さらに続いて、

福島第一原発の事故でドイツはその危険性や事故後の厄介さに迅速に反応したが、その後

原発に対しての方針は変わらない日本。

特に福島県内外では賠償や除染をめぐり「無主物」と呼ばれた放射性物質による思わぬ分断に悩まされた。

家族が離れ離れになるだけではなく、会話が成り立たなくなるといった状態。

こうした問題に真剣に取り組むべき震災から2年半の時およそ7年後(つまり来年)の東京オリンピック パラリンピック開催が決定した。」

さすがに芥川賞作家の先生だけあっておきざりにされていく被災県民の心情をよく表していると思いました。

特に福島県原発事故というのがいまだに大きくのしかかってます。

今でもTwitterなどのネット上では、福島県産のものを食べる食べない、放射能物質がどうのこうの………。。

をよく見かけます。

私もネット上で福島県内に住んでいると言うと、

「体大丈夫ですか? 」

「そこから逃げなくていいんですか? 」などいろいろ言われた時があります。

ツイッターでの「論戦」も見た時がありますが、

正直 面倒臭いし、精神的に疲れるので

なるべくそこは関わらないようにしています。

原発事故によって多くの福島県民がバラバラになり、分断されてきました。

福島県民のみならず多くの日本国民の人生を

生活を根こそぎ変えた原発事故。

もう原発は要りません!

福島県内では水素自動車の水素供給ステーション等も開設されており

南相馬市にはとても大きな太陽光パネルのメガソーラーなどもあり、

再生可能エネルギーへと大きく舵を切っています。

今の政府が目の前の祭り(東京オリンピック)に夢中で、

玄侑宗久氏が指摘されるように、

じっくり冷静に国民の生活や日本国の諸問題について向き合うべきであるのに

今の政府には国民に対して腹を割って向き合える

国民思いの政治家閣僚が集まっているとは思いません!

厚生労働省の統計不正問題など、

良い数字ばかりを集めて嵩上げしている、

貧しい人、弱い人には目を向けておらず、一体何のための政治なんだろうか⁈と腹が立ちます。